Time killing



「ねぇ、ティッキー」
ロードが話しかけてきた。
その口調から見て、またいつもと同じ事を言い出すのは分かっていた。
「何だよ」
返事を返すとロードは目を輝かせる。
「暇だから遊んで〜」
やっぱりと考えていたセリフを言われた。
(よくもまぁ暇なもんだ)
ここで断っても、駄々をこねられるのはいつもの事で、最終的には構ってあげていた。
「嫌だと言ったら・・・?」
一応言ってみるが、諦めてもらえるとは思わない。
「無理矢理にでもティッキーと遊ぶ〜」
その顔にはハッキリと、遊んでくれなきゃ後でイタズラしてあげる♪と書かれていた。
即否定され、いつもの事ながら溜め息が出る。
(オレも、仕方ないと言いつつ遊んでやってるよな・・・)
自分自身も忙しいというわけではない。むしろ時間があまって暇で仕方ないくらいだった。
暇つぶし。
そう心に留めながらロードとは遊んでやっている。
内心ティキもロードと一緒に過ごす時間は退屈ではなかった。
だから今回も
――――
「しょうがね〜なぁ。今回は特別に時間を増やしてやるよ」
(今回も、暇つぶしに)
そう言うと、ロードはキャッキャと嬉しそうに飛び跳ねた。




諸事情あって突発で書き上げたもの。
いつかリメイクするかもしれません。。。

ティッキーって弟や妹思いですよね。笑
イーズの面倒見も良さそうだし、ロードにだって構ってあげたり。
ティーンズたちに負けないくらい可愛い子達揃いだよノアは・・・・ッ!!


08.2.1